※注意※
本記事は18禁コンテンツの感想記事です。指定年齢未満の方の閲覧はご遠慮ください。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。私です。
最近高2の頃から使っていたスマホに寿命の兆しが見え始めたため、我が人生2代目のスマホを先日お迎えしました。先代の稼働状況が「マジで限界のその先」みたいな感じだっただけあって、新品の動作の速さに「驚き」ましたね。
(ex.)<あんスタ>の起動時間
旧機種:1~2分
新機種:一瞬
人生は「驚き」の連続、1秒先すら何が起こるか分からないものだ。
そうとも――
唐突にヤバそうな作品を渡されることなど、ヒトとして生きていれば1度くらいはあるのだろう。
かくして、私の人生初の江戸ゲは<ぬきたし>となった。
ついでに新スマホで撮影した最初の写真もコレだ。
今回は、このゲームのクリアの記念&証明として、簡単な感想記事を書いてみた。そんな感じである。多分ネタバレはほとんど無いと思われるため、未プレイの方でも問題ないと思う。だからお前もやれ。そして俺と同じ苦しみと感動を味わうのだ。
初18禁コンテンツがいきなり<ぬきたし>とか、寿司を食ったことねぇ外国人がいきなり出川寿司に挑むようなもんだろ・・・。
どうかしてるぜ。
世界観 -狂気ノ島-
物語の舞台となるのはこの南国の孤島、<青藍島>。
この島には、本島には無いとある独自の<条例>が存在する。
それがコチラ↓
ふざけるなそんな狂ッポー☆な世界3分以上さらされたら頭おかしくなるッ!
このぶっ飛んだ世界観を背景に、主人公:橘 淳之介(タチバナ=ジュンノスケ)がこの条例と、その裏に潜む巨悪に立ち向かう、というのが大まかなストーリーだ。
分岐スル未来
本作品はマルチエンディング形式を採用しており、プレイヤーの選択次第で結末が変化する。所謂「〇〇√」というやつだ。通常分岐3つと真エンド(?)の計4つが存在する。
(なんだこの選ばせ方・・・。)
以下は各EDを私が回収した順に、完走した感想を軽く書いていこうと思う。
片桐奈々瀬√
・淳之介の意味不明な発言を軽く受け流す器の広さ
・家事全般を完璧にこなすウルトラハイスペック
・幾度となく淳之介の窮地を救う高い戦闘性能
・たまに機械音痴(カワイイ)
・淳之介と過去に因縁アリ
もう彼女一人でいいんじゃないかな。
たまに展開される夫婦漫才みたいなやり取りが良い。
もはや条例とか放り捨ててこのやり取りを一生見ていたい。
何よりも伝説の
『「ゴメン、待った?」「ううん、今来たところ」構文』
が出てきたのが感動である。まさか生きた構文を見ることができようとは。気分はさながらラピュタを発見したパズーだった。
ぶっ飛んだ世界観に慣れれば、普通に良き愛の物語であった。もう思い残すことは無い。兄弟たちよ、一緒にこの場所を、離れようじゃねぇか。
一緒に・・・
ちなみにこのころは所謂「そういうシーン」に対する耐性がガチで無かったので、手元にあったルーズリーフで画面を隠しながら、テロップチラ見とボイスで話の内容を把握するとかいう無様な手段でこれを乗り切っていた。
直視できるかあんなもん。
渡会ヒナミ√
「時代が進めば進むほど、ロリ枠の需要は増えてくる。常識通じぬ狂気の島で、イスを片手に事件を解決。たったひとつの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人(?)、その名は渡会ヒナミ!」
アホ毛が生きてるタイプのロリ。といってもロリなのは見た目だけで普通に淳之介より年上だし推定年齢20以上である。*1だいぶ時空が歪みだしてる。
毎秒SAN値が削れるこの世界において、平和でほのぼのとした日常パートを量産するこの子の存在は非常に大きかった。√入った後も特段キャラが変貌することも無く、どんな末法の世界にも天使はいるのだなぁとアマゾンズ作戦辺りまでは思っていた。
サブ(私ではない)ヒロインの糺川礼の存在もあり、この√は割と特撮ネタが多く盛り込まれていた。というか淳之介も組織をホントに裏切ったり、バリアを貼れなさそうな距離からの銃撃でラスボスを撃破したりと、がっつり橘サン(0M0)していたし、もはや確信犯だろう。実に俺得。
さて、この√やってる辺りで<あんスタ>の楽曲をBGMにすることでHシーンへの耐性を得るようになり、私自身もある程度強くなった。そのためのミキサー。もはやどんなえげつないプレイだろうが恐れることなく画面を直視できる。リミテッドバリア。鉄壁の盾。
関係あるかは不明だがこのころから音ゲーの方でも著しい技術の向上が見られるようになったので、江戸ゲは音ゲーの修行になる説を推す。ヨシ!🦇
畔美岬√
・自称「漫画のコマの隅にいるようなモブ」
・タツジンでも存在を察知できない気配遮断能力(影が薄い)
・控えめな文学少女
特徴としてはこんな感じだろうか。このぶっ飛んだ世界でも理性的な価値観と判断能力を持ったヒロインとか平穏の確約。
「一番良いのを頼む。(精神衛生面的な意味で)」
違うそうじゃない
生まれも育ちも<青藍島>、ならばそこで形作られた「常識」も青藍島仕様。
スクショのタイトルが当時の発狂具合を表している。
別√でも時折そのヤバさの片鱗を垣間見ることができ、あまりにも警戒しすぎてただラーメンを啜ってるだけでプレイヤー(私)をガチビビりさせることもあった。
そしてこの√、なかなか修羅の道である。
序盤は畔美岬が他√の比ではないレベルで淫語/下ネタをプレイヤーの脳に流し込み、中盤は臨時開催の青藍島版体育祭()、さらに定期的にサブ(私ではない)ヒロインの女部田郁子の襲撃が挟まれ、畔美岬と淳之介が付き合い始めると体感5分に1回くらいのペースでHシーンがねじ込まれる。
世界が本気で殺しに来てる。
終盤は淳之介が愛の力で覚醒して巨悪を駆逐し、島の未来が守られる。何も嘘を言ってないからまた恐ろしい。
どことなく某鼻毛で戦うアフロのような世界観のカオスさが感じられる、実にユニークなシナリオだった。
真エンド・???√
とりあえず存在自体がネタバレなので一回ワンクッション置く。「真相は自分の目で確かめたい」って方は注意されたし。
(改行このくらいで良いかな?)
琴寄文乃√
野生のチャージャーウデマエX。
ある理由*2から、存在するだけで島の<条例>を破壊する可能性を有している。そのため長年島の治安維持組織とか巨悪とか巨悪とかに狙われているが、前述した破格の戦闘スキルでことごとく返り討ちにしてきた。N天堂のピンクの姫様にも見習ってほしいものだ。*3
形式的には琴寄文乃がこの√のメインヒロインという位置づけだが、3シナリオを超えた者だけに開かれる真エンド(?)というだけあって、ありとあらゆる伏線やら因縁やら真実やらを集約した「本編」とも言うべきシナリオであった。
3つのロックを外して初めて会えるとかまるでホロウナイトだn
余談だがこの√だけサブ(私ではない)ヒロインがいないため、このセリフで妙なアイデアロールを回してしまった私だ。万丈もゲイツも不破さんもヒロインって言われてるし、まああり得なくはないよなぁと。
総括
かくして、3月から始めておよそ2.5か月の長期戦を経て4つのシナリオを全て回収し、晴れて青藍島からの生還者となった。褒め称えてくれたまえ。
全体を通しての感想としては、「余裕だった」と言えば嘘になりますね(笑)
本ブログの中の人は淫語や下ネタが予測変換や検索履歴に現れることも我慢ならないほどアンチ下ネタ過激派なので・・・。
ホラゲ以外で頭抱えながらプレイするゲームは初めてだったよ。
とはいえ、今まで先入観だけで嫌い避けてきた、所謂「人間のそういう側面」の要素が前面に押し出されたこの世界観は純粋に新鮮で、真面目な問答のシーンでは割といろいろ考えさせられました。「なるほど、確かにそういう考え方とか価値観もあるよねぇ」って感じで。
特に畔√最終決戦時のこの淳之介のセリフはかなり印象的です。まるで私に向けられた言葉のように感じられて、「そうか、こういうくだらねぇことを言い合って“楽しむ”文化も確かに存在するのだな」と思わされました。
俺にも一生分からんだろうがな。
もちろんストーリーもとても面白かったです。やはりホラゲと恋愛は人がやってるのを傍から見るのが一番楽しいので←
選択したシナリオによってはそこでしか分からない登場人物のバックグラウンドとか物語の真実とかもあって、「続きが気になる!」って感覚は間違いなくありました。
最後に、この作品を紹介してくれたぱある君に改めて感謝。
良い作品だった。江戸ゲもたまには悪くないかもね。
そんなわけで、私の青藍島サバイバル、
これにて閉幕ですッ!!*4
おまけ
一度見たストーリーは、チャプター機能で章ごとに再訪できるようになっている。スクショ集めの再走時にこの機能をフル活用していたら、片桐奈々瀬√と渡会ヒナミ√にED後の追加シナリオを発見した。
本編の後日談みたいな感じだろうか、まさかこんなのが残っていたとは。ほのぼのとした日常パートがなんとも見てて楽しい・・・楽しい・・・。
・・・は?
あっこれもしかしてそういうやつ?
もしかしなくてもそういうやつだった。
「もう十分だって!物語は終わったんDA!後は当事者たちだけで楽しんでくれ!!」
フラッシュタイミング!
白晶防壁!!
淳之介「お前も見るんだよ!」
なぜだ淳之介ッ!!*5
――おつラッコ☆(ラッコ不在)